風しんに注意しましょう
更新日:2024年4月5日
今までに風しんの予防接種を受けていない人、風しんにかかったことがない人は注意が必要です。
また、妊娠中の女性が風しんに感染すると、子どもに「先天性風しん症候群」を引き起こす可能性があります。妊娠を希望する夫婦、または妊婦さんの同居家族は予防接種をご検討ください。
風しんに注意
風しんとは
風しんは、風しんウイルスによっておこる感染症で咳やくしゃみなどの飛沫によって、ヒトからヒトへ感染します。潜伏期(感染してから症状が出るまでの期間)は、2から3週間で発熱や発しん、リンパ節の腫れなどの症状が現れます。風しんの症状は子どもでは比較的軽いのですが、まれに脳炎、血小板減少性紫斑病などの合併症が発生することがあります。
また、大人がかかると、発熱や発しんの期間が子どもに比べて長く、関節痛がひどくなることもあります。
先天性風しん症候群
風しんに対する免疫を持たない女性が、妊娠中(特に妊娠初期)風しんに感染すると、子どもに白内障、先天性心疾患、難聴などの「先天性風しん症候群」を引き起こす可能性があります。
妊娠の可能性がある人、妊娠中の人は、家族や周囲からの感染に気をつけることが必要です。
そのため、妊娠を希望する夫婦、妊婦さんの同居家族は予防接種をご検討ください。妊娠中は予防接種を受けることができないため、予防接種を受ける際は妊娠していないことを確認してください。
また、予防接種のあとは、2か月から3か月は避妊することが必要です。
予防のために
- 外出後は、手洗い、うがいをしっかり行いましょう。
- 発しん、発熱などの症状がある場合は、あらかじめ医療機関に電話で連絡し、指示にしたがって早めに受診してください。
症状がある場合、外出の際はマスクを着用しましょう。 - 風しんの予防のためには、予防接種を受けることが大切です。
予防接種
- 定期接種対象者(1歳児、小学校就学前1年間)は、積極的に予防接種を受けましょう。
- 妊娠を希望する夫婦、妊婦さんの同居家族のうち、明らかに風しんにかかったことがない人、風しんの予防接種を受けたことがない人などは、かかりつけ医などにご相談の上、抗体検査や予防接種をご検討ください。
関連リンク
- 麻しん風しん混合
- 大人の風しん予防接種費用の一部を助成します
- 群馬県:風しん抗体検査費用の助成について(外部サイトにリンクします)
- 厚生労働省:風しんについて(外部サイトにリンクします)
- 国立感染症研究所:風疹とは(外部サイトにリンクします)
- 群馬県:感染症情報(外部サイトにリンクします)
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