大泉町消費生活センターの活動を報告します
更新日:2024年10月1日
町消費生活センターでは、専門の相談員が消費生活に関する相談を受け付け、助言やあっせんを行い解決に向けてのお手伝いをしています。
また、消費者トラブルの未然防止のため、幼児期から高齢期まで、年代に合わせた出前講座を実施し、毎年5月の消費者月間では、町消費生活センターの資料や啓発グッズを配布して周知を行っています。
令和5年度の消費生活相談や消費者知識の普及活動の内容は次のとおりです。
令和5年度消費生活センター相談事業の報告
令和5年度に消費生活センターで受け付けた相談件数は、426件でした。
光回線、携帯電話サービス、多重債務、クレジットカード、出会い系サイト、副業セミナーに関する相談を多く受け付け、問題の解決に努めました。詳細は次のとおりです。
上位3位の相談内容
順位 | 商品名 | 件数 | 割合 | 内容 |
---|---|---|---|---|
1位 | 運輸・通信 | 47件 | 11.03パーセント | 光回線、携帯電話サービス、宅配業者を騙る架空請求メールなど |
2位 | 金融・保険 | 45件 | 10.56パーセント | 多重債務、サラ金、ヤミ金、クレジットカード、FX取引、暗号資産など |
3位 | 教養・娯楽 | 41件 | 9.62パーセント | 出会い系サイト、副業セミナー、アダルトサイト、映像配信業者を騙る架空請求メールなど |
消費者知識の普及
高等学校、中学校、小学校就学時健康診断、保育園、両親学級、老人福祉センター、高齢者ふれあいセンター(3館)などで出前講座を実施し、たくさんの人たちに最新の消費者トラブル事例について啓発しました。また、健康づくり課と連携し、子どもの誤飲事故が発生し始めるタイミングが生後6か月児頃からとなるため、その前の「4か月児健康診査」に参加する保護者に対して、コイン型電池やパック型洗剤の誤飲事故の事例を紹介し、啓発しました。
出前講座の実績
- 実施回数:60回
- 受講者数:2,371人
- 実施会場:高等学校、中学校、小学校就学時健康診断、保育園、4か月児健康診査、両親学級、各種けんしん、外国人学校、外国籍児童就学時説明会、老人福祉センター、高齢者ふれあいセンター(3館)、生き生き元気塾、介護予防活動自主グループなど
周知活動の実績
- 資料などの配布者数:7,658人
- 配布会場:20歳を祝う会、保育園、老人福祉センター、高齢者ふれあいセンター(3館)、選挙期日前投票、自衛隊サマーコンサート、活きな世界のグルメ横丁、来庁者など
悪質な手口などの事例や相談できる窓口を知っておくことは、消費者トラブルから身を守ることにつながります。不安に思ったらすぐに町消費生活センターにご相談ください。秘密は厳守します。
消費者行政に関する町長メッセージ
消費者行政の充実に向けて
デジタル化やAI等の技術の進展により生活全般の利便性が高まり、私たち消費者を取り巻く社会環境が大きく変化する一方、消費者トラブルのリスクも多様化・複雑化しています。私たちはデジタル化に伴うリスクへの理解や情報に対する批判的思考、適切な情報収集力・発信力を更新していくとともに、消費者トラブルに巻き込まれた時には、これまでも必要とされていた「気づく・断る・相談する」という基礎的な力も引き続き高めていくことが大切です。
町では町民の消費生活に関わる不安を解消するため、平成22年から消費生活センターを開設しています。消費者トラブルに関する相談体制を充実させるとともに、幼児期から高齢者まで生涯を通じて学んでいただけるよう消費生活に関する知識の普及に力を入れています。
引き続き、消費者被害の未然防止に努め、町民の皆さまが安全で安心な生活を送ることができるよう消費者行政の推進に取り組んでまいります。町民の皆さまにおかれましては、日頃から消費生活に関する情報に注意していただくとともに、消費者トラブルでお困りの際は、一人で悩まず、町消費生活センターにご相談くださいますようお願いいたします。
令和6年10月
大泉町長 村山俊明
関連リンク
このページに関する問い合わせ先
住民経済部 住民課
電話番号:0276-63-3111
窓口の場所:庁舎1階1番窓口