令和8年度施政方針を公表します
更新日:2026年3月3日
令和8年第2回大泉町議会定例会において、令和8年度の施政方針を表明しましたので、その全文を掲載します。
施政方針とは、町長の町政運営の基本方針として、主要事業や予算について方向性を示すものです。
はじめに
令和8年度各会計予算の提案にあたり、町政執行の基本方針について、私の所信を申し上げます。
令和4年度から建設を進めてまいりました新庁舎が、いよいよ5月にオープンする運びとなりました。新庁舎は、住民目線に立ったレイアウト、効率的な動線を実現し、誰もが利用しやすい環境を整えているほか、会議室の貸し出しを行うなど、多くの人に親しまれる施設として活用してまいります。
また、7月には太田市・千代田町・邑楽町との一市三町の広域斎場「とね聖苑」もオープンするなど、これまで行ってまいりました大規模な基盤整備への投資が形となって現れる年となります。
迎える令和8年度は、産官金連携土地利用協議会による、産業団地の造成にかかる上小泉地区の市街化区域編入につきましても、引き続き関係機関等と連携して取り組むなど、大泉町の明るい未来に向けて、さらに一歩踏み出すための施策を進めてまいります。
それでは、令和8年度の主要施策につきまして、私の方針を述べさせていただきます。
主要施策について
「産業振興」 活力とにぎわいのあるまち
商工業の活性化と地域経済の好循環を図り、雇用の確保と町の活力向上につなげるための施策を行ってまいります。
勤労者支援につきましては、雇用対策として、働きやすい職場づくり奨励金を新設し、町内の中小企業等が実施する従業員のための職場環境の改善や意識啓発等にかかる事業を支援することで、性別・国籍・障害の有無に関わらず、安心して働ける職場環境の整備を促進してまいります。
また、新たな企業進出を見据え、子育てしやすい環境を充実し、子育て世代の勤労者に選ばれる町となるよう、いずみの杜のプレイフロアを改修し、天候の影響を受けることなく、子どもたちが安心して利用できる室内遊び場を整備してまいります。
商工振興につきましては、店舗リニューアル補助金等により町の賑わいを出するとともに、金融機関と協調した制度融資など、町内企業の支援に取り組んでまいります。
高い評価をいただいている企業情報交換会につきましては、平成27年から始まり、今までに延べ2,726社、3,914名のご参加をいただき、21回開催してまいりました。令和8年度も、熱気とスピード感あるビジネスマッチングの場として開催してまいります。
農業振興につきましては、七ヶ村用水路の改修工事を継続するとともに、新たな担い手の確保に向けた取組を進めてまいります。
観光振興につきましては、刀水橋花火大会を熊谷市・太田市とともに開催するほか、商工会および観光協会と連携した大泉まつりに加え、新庁舎への移転を記念する新たなイベントを開催し、町の魅力を発信してまいります。
「基盤整備」 快適で住みやすいまち
まちづくりの基礎である基盤整備は、住民の安全確保を最優先に取り組んでまいります。
治水事業につきましては、上小泉地区の開発に伴い進めている枕川洪水調整池の建設に加え、北小泉地区等の雨水を洪水調整池へ導く線路下横断管の設置に向け、詳細設計および施工計画を作成するほか、引き続き寄木戸地区や西小泉地区の道路冠水対策を実施してまいります。
生活圏道路や橋りょうにつきましては、各計画に基づき、維持管理を行うとともに、都市計画道路である小舞木寄木戸線の用地交渉を進めるほか、東別所坂田線の4車線化に向けた詳細設計を行ってまいります。
公園・緑地の管理につきましては、遊具等の公園施設の点検および補修を行うとともに、利用者の安全や周辺地域に配慮した樹木の剪定などを実施してまいります。
都市基盤の整備につきましては、「大泉町立地適正化計画」に基づき、生活に必要な都市機能や居住機能の誘導を進めるとともに、新庁舎南側の公共的活用空間を整備してまいります。また、町内の公共交通ネットワークを形成するため「大泉町地域公共交通計画」の策定に着手し、持続可能な本町にふさわしい公共交通網の構築を目指してまいります。
「行財政と協働」 互いにおもいやり、みんなで築く協働のまち
町の最上位計画である「大泉町みらい創造羅針盤 大泉町総合計画2019 」につきましては、新たな「基本構想」と大泉町総合戦略との一体化を図った「第三期実施計画」に基づき、社会情勢の変化を踏まえた効果的で実効性の高い施策を展開してまいります。そのための財源確保として、事業のスクラップ・アンド・ビルドを進めるとともに、国の補助金など外資を積極的に活用していくほか、ふるさと納税返礼品の充実を図り、より多くの寄附につなげてまいります。
また、令和9年3月には町政施行70周年を迎えることから、記念式典や記念事業の実施に向けた企画・準備を行ってまいります。
協働のまちづくりにつきましては、各種住民活動団体への支援や人材バンクの利用促進を図ります。また、外国籍住民との共生は、「多文化共生コミュニティーセンター」を新庁舎に移転し、庁内連携をよりいっそう強化するほか、行政とのパイプ役となるキーパーソンを引き続き発掘するとともに、企業への訪問支援を通じて多文化共生の推進に取り組んでまいります。
さらに、子どもたちが国際社会で活躍できる力を育むため、英語圏の海外都市との友好都市提携に向けた調査研究を進めてまいります。
人権につきましては、「あらゆる差別の撤廃をめざす人権擁護条例」の理念に基づき、人権教育・啓発を行い、人権問題に対する正しい理解の普及と差別の解消を目指してまいります。
「保健福祉」 誰もが支え合い、健康で心豊かに暮らせるまち
全ての町民が健やかに安心して暮らせるよう、「第三次大泉町地域福祉計画」等に基づき、町民、行政、事業者、各種団体がそれぞれの役割を果たしながら、地域全体で力を合わせて課題解決に向けた取組を推進してまいります。
子育て支援につきましては、妊産婦や子育て家庭へ早期から切れ目のない支援を実施する「こども家庭センター」を新設いたします。あわせて、産後ケア事業の拡大や5歳児健康診査等の実施により、安心して子育てできる環境づくりを目指してまいります。
また、重層的支援体制を整備し、さまざまな生活課題を抱える人に寄り添い、社会参加への後押しなど課題解決に向けた支援を包括的に行うとともに、高齢者や障害のある人が住み慣れた地域で自立した生活が送れるよう、多様化する福祉ニーズへ対応してまいります。
さらに、生活習慣病の予防や病気の早期発見・早期治療につなげるため、各種けんしんの周知・啓発や受診勧奨に積極的に取り組むとともに、地域での自主的な介護予防活動の継続支援などを通じた健康維持、社会参加の促進による孤立防止など、地域の支え合い体制の充実を図ってまいります。
「生活環境」 環境と調和した安全安心なまち
災害に対する取組として、新庁舎へ各種防災システム等を円滑に移行し、災害対策拠点としての迅速な運用体制を構築するとともに、各種防災訓練の実施や消防署・消防団を始めとする関係機関との連携など、自助・共助・公助による防災・減災体制の強化を図ってまいります。
地域の安全安心につきましては、西邑楽3町と大泉警察署で締結している「安全安心なまちづくりのための連携と協力に関する協定」に基づき、多様化する犯罪や交通事故への対策など、スピード感を持って対応してまいります。
環境保全につきましては、ペットの適正飼育やあき地の適切な管理、ごみの排出ルールの遵守等、生活環境委員や自治会との連携を強化するとともに、環境フェアー等のイベントへの参画機会を設けるなど町民一人ひとりが生活環境を守る意識の醸成を図ってまいります。
また、公共下水道事業につきましては、新たな認可区域を追加した事業計画の策定を行い、下水道整備の拡充を図ってまいります。
住宅環境の整備につきましては、「第3期大泉町空家等対策計画」を策定し、空き家等の適正な管理に取り組むとともに、老朽化し耐震性が不足している町営住宅について、居住者の安全確保を最優先としつつ、生活への影響にも十分配慮しながら、移転を促進してまいります。
「生涯学習」 夢とやさしさをもって、生き生きと学ぶまち
「大泉町教育大綱」を基本に、多様性を重視し、一人ひとりの個性を尊重しながら、安心してのびのびと学習できる教育環境の整備を進めてまいります。
学校教育につきましては、全ての子どもたちが確かな学力と豊かな心を身に付けられるよう、児童生徒に1人1台配備しているタブレット端末を更新するとともに、ICTと従来の学習方法の良さを組み合わせた効果的な教育を推進してまいります。さらに英語教育を推進するため、AIの活用やALT(外国人英語指導助手)と触れ合う機会の充実を図ってまいります。
学校施設につきましては、小学校普通教室などの空調設備更新に着手するとともに、西小学校において水泳授業の民間委託を試行的に実施してまいります。
幼児教育・保育につきましては、町立北保育園において、保護者の就労等の有無にかかわらず、柔軟に利用できる「こども誰でも通園制度」および保護者の就労形態等の多様化により、日曜日にお子さんを保育できない家庭を支援する「休日保育事業」を開始し、安心して子育てができる環境を整備してまいります。
生涯学習につきましては、令和11年度に群馬県で開催される国民スポーツ大会に向け、いずみ総合公園町民野球場の大規模な改修に着手してまいります。また、町民のライフステージに対応した各種講座の開催など学習機会の提供や学習情報の発信を行ってまいります。
以上、令和8年度予算につきまして、主要施策と所信の一端を申し上げましたが、20の新規事業を含め、一般会計の歳入、歳出の予算総額は、それぞれ165億7,000万円とし、前年度対比71億9,900万円、率にして30.3パーセントの減といたしました。
また、国民健康保険事業特別会計をはじめとする、5つの特別会計にかかる予算額、82億5,040万円と合わせた、全ての会計の予算総額は、248億2,040万円とし、前年度対比70億5,850万円、率にして22.1パーセントの減といたしました。
令和8年度は、新庁舎の本格運用や組織機構の見直しにより、住民サービスの更なる向上を目指すとともに、町民一人ひとりが安全安心に暮らし、地域経済の持続的発展と多様性が尊重される町づくりを着実に前進させる予算編成といたしました。
依然として厳しい財政状況ではありますが、限られた財源を有効に活用し、持続可能な町政運営を行うことをお約束申し上げ、令和8年度施政方針とさせていただきます。
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